世界で活躍した上村愛子さん(モーグル)、伊藤みきさん(モーグル)の競技当時の話や、心がけていた食生活についてインタビューしました。
フリースタイルスキー モーグル
25歳以降は体づくりを強化していくために、トレーニング環境を求めて拠点を東京に移しました。食生活が改善されたことで体脂肪率も14%ほどのベストな状態がキープでき、よく動けるように。コンディションも比較的安定して、練習に集中できました。トリノオリンピックでは5位、翌年の2007-08年のワールドカップでは年間総合優勝。2009年には世界選手権で2冠を達成するなど結果もついてきました。
日清オイリオの公認スポーツ栄養士さんからの食事サポートのおかげもあり、食事バランスには気を付けていました。肉、卵、魚、大豆などたんぱく質と、野菜やフルーツなどのビタミンを意識的に摂っていましたが、合宿後半など疲れが溜まってくると栄養バランスが乱れがちに。基本は主食、主菜、副菜、汁物の「定食スタイル」で、主菜だけ自分で調理して副菜はお惣菜を買ってきたり、無理しすぎない工夫をしました。
外食も制限するのではなく、サラダをボウルで食べたり、翌日の食事で調整。また海外遠征では予算のある中でも良質なオイルを選び、エキストラバージンオリーブオイルを購入して使うなどオイルにもこだわりました。
副菜とは、野菜、きのこ、海藻、いもを使ったおかずです。加熱調理した場合は小鉢2皿、生野菜の場合は大きめのサラダボウル山盛り1皿が、1食分の目安量です。外食の時は、肉又は魚と野菜を組み合せたおかずをメインに選んで、そこに主食、野菜が少ない場合は青菜のおひたしやサラダ、具沢山みそ汁等の副菜を追加し、自宅でヨーグルト等の乳製品を食べるようにアドバイスしていました。
例:豚肉と野菜のセイロ蒸し定食、ばくだん丼+みそ汁、
トマトの卵炒め+棒棒鶏+ご飯、
明太じゃこパスタ+青菜ソテー+スープ