世界で活躍した上村愛子さん(モーグル)、伊藤みきさん(モーグル)の競技当時の話や、心がけていた食生活についてインタビューしました。
フリースタイルスキー モーグル
小さい頃は姉・あづさにいつも負けていて、「勝ちたい」という一心で父が作った練習メニューに励みました。その結果、高校3年生でトリノオリンピックに出場し、決勝に進出。優勝したのはナショナルチームでともに練習していた、カナダのジェニファー・ハイル選手でした。彼女がオリンピック金メダリストになる瞬間を目の当たりにして「金メダルを取ったら絶対に楽しい」と心機一転。これまでの家族スキーから、「1番」を目指す競技生活が始りました。
その後、親元を離れて中京大学に進学し、勉強と練習を両立。スポーツ栄養学の授業を受けていたため必要なものは理解していたものの、忙しさから外食が増え、栄養も偏りがちになっていたと思います。
日清オイリオの公認スポーツ栄養士さんのサポートを受け始めてからは、「とにかく簡単に、手軽に栄養摂取する」工夫を教えてもらいました。一方で、大好きな揚げ物はガマンしませんでした。良質な油を使うことを意識するようになり、自分で揚げて楽しむようになりました。
シーズンオフに揚げ物を作りたい、食べたいという希望があり、楽しく作って、食べてと伝えました。ただし、揚げ物の種類や食材、調理の仕方で吸油量が変わるので注意するようにアドバイスしました。吸油率は、素揚げ<から揚げ<フライ<天ぷらの順で、食材や衣の水分量が多いと吸油が多くなります。また、同じ食材ならば、切らずに大きいままで揚げると表面積が狭い分、吸油が少なくなります。ひき肉の様に食材自体に脂質を多く含むものもあるので、そこにも注意するように伝えていました。