世界で活躍した上村愛子さん(モーグル)、伊藤みきさん(モーグル)の競技当時の話や、心がけていた食生活についてインタビューしました。
フリースタイルスキー モーグル
大学4年生でバンクーバーオリンピックに出場しましたが、予選の段階で良い状態とは言えず、「決勝の滑りはソチオリンピックに繋がる1本にしよう」と決意しました。大学卒業後は社会人として練習に集中できる環境となり、食事に関してもしっかり取り組めるようになったことで、パフォーマンスがどんどん上がっていくのを感じました。ソチ前年の2013年にはワールドカップでは初優勝を果たし、世界選手権ではシングルモーグル、デュアルモーグルともに銀メダルを獲得しオリンピックでの金メダルも夢ではないと思えるようになりました。
意気込んで乗り込んだソチでは試合直前に右膝前十字靭帯損傷を負い棄権、目の前で夢への扉が閉じられた瞬間でした。怪我からの再出発は、本当に厳しいものとなりました。また20代後半に突入し、体の変化から疲労が抜けにくいという課題も。トレーニングをすると体が酸化してしまうので、抗酸化作用のある食品をとると共にオイルを良質なものを摂りたいと考えました。その頃に出会ったのが「MCTオイル」。
日清オイリオの公認スポーツ栄養士さんと相談して毎朝小さじ2杯(※)をヨーグルトやコーヒーにかけて摂取したところ、体重は微増しましたが、体脂肪率は2%減、そして体力の向上も感じるようになりました。こうした体の変化はシーズン中の自信にもなりました。また、オメガ3の抗炎症作用が研究されていると知って、筋肉痛の時には、アマニ油をサラダにかけて食べていました。本来の自分の滑りを取り戻すためにも、トレーニングと食事の両立を心がけていました。
※初めてご使用になる場合は、小さじ1程度から徐々に増やすようにしてください。
リハビリ中・リハビリ明けは、ストレスも大きく、体内でのビタミンやミネラルの消耗も激しくなり、それらを補うことが大切です。また、コンディション維持や炎症を抑える働きをすると期待されているのがオメガ3です。EPA、DHAが代表的で青魚に多く含まれています。青魚は苦手、頻繁には食べられない方は、同じくオメガ3を多く含むアマニ油やえごま油で摂ることもできます。一方、MCTは、素早くエネルギーとなる特徴が注目されています。習慣化することでその効果が得られるという研究もされています。