オリーブオイルは、オリーブの実の果肉から油を搾ります。オリーブの実は水分が多く傷つきやすいので長時間保存することができません。このため、良質のオリーブオイルを作るためには、実を収穫したその日のうちに油を搾るのが望ましいとされています。
実は手摘みや、木の下にシートを敷き、木をゆすったり叩き落して集める
葉や枝を取り除き、水で洗浄する
石臼や機械で新鮮なうちに擦りつぶしペースト状にする
ペースト状を撹拌し、オイルの風味をより豊かにする
圧力をかけて搾りだす方法や遠心分離機(デカンター)で分離させる方法で果汁を搾る搾った果汁を遠心分離機にかけ、オイルと水に分ける
オリーブの果実を搾って得られた一番搾りのオイル
テイスティングと成分分析によって、品質確認を行ないグレード分けをする
テイスターが複数のバージンオリーブオイルをテイスティングし、ブレンド割合を決定する
バージンオリーブオイルとはオリーブの果実を搾ってろ過しただけの、なんら化学的処理を行わない一番搾りのオイルです。官能検査や酸度の違いによって上から、「エキストラバージン」「バージン」「オーディナリーバージン」「ランパンテバージン」の順に区別されます。中でも「エキストラバージンオリーブオイル」は、酸度が0.8%以下で最高級のオリーブオイルです
バージンオリーブオイルと精製したオリーブオイルをブレンドしたオイルです。
以前は、ピュアオリーブオイルと呼んでいましたが、現在では単にオリーブオイルと表示することになっています。
一般にエキストラバージンオリーブオイルはサラダ、マリネの生食や加熱料理の仕上げの香りづけに、(ピュア)オリーブオイルは焼きもの、炒め物など加熱料理によいといわれています。 ただし、オリーブオイルの最大の特徴は風味ですので、食材との相性を考えて用途にしばられずお好みにあわせてご使用ください。