ごま油の原料は、ごまの種子です。6000年の歴史をもつと言われているごまの発祥地は、野生ごまの種類が多く、その変異性に富んでいることから熱帯アフリカのサバンナ植生の中で生まれたといわれています。
日本の国内で消費されるごま油や食用ごまの原料となるごまのほとんどは輸入されています。
日本は、世界有数のごま輸入国で、ナイジェリア、タンザニア、ブルキナファソ等のごまが使用されています。
ごまは、高温で乾燥した地域でも、初期生育時に水分があれば十分に成長します。種をまいてから約35日で花が咲きはじめ実をつけます。黒ごまの花はピンク色・白ごまの花は白色です。その実(さく果)のなかの種子が、ごまです。
ごまは、種子の外皮の色によって「白ごま」「黒ごま」「金ごま」があります。
白ごまは世界各地で栽培され、黒ごまは主にアジア地域、金ごまはトルコや中国で主に栽培されています。