ケガの予防・回復を早めるための食事
スポーツにケガはつきもの。しかし、十分な休養とバランスのとれた食生活で、ケガのリスクを最小限に抑えることは可能です。
ケガの予防に役立つ、また、やむを得ずケガをしてしまった際には一日も早く復帰できる食生活のポイントをご紹介しましょう。
スポーツにケガはつきもの。しかし、十分な休養とバランスのとれた食生活で、ケガのリスクを最小限に抑えることは可能です。
ケガの予防に役立つ、また、やむを得ずケガをしてしまった際には一日も早く復帰できる食生活のポイントをご紹介しましょう。
スポーツによるケガを防ぐためには、激しい衝撃に耐えられるだけの丈夫な体(骨、筋肉、腱)を作り、日々の疲れを翌日に持ち越さないよう、疲労回復に努めることが何よりも大切です。
そのためには、日頃から十分な炭水化物や脂質、たんぱく質を摂取すると同時に、疲労回復を早め、骨や腱を丈夫にするビタミンやミネラルが不足しないよう注意することです。
(詳しくは、第三回の「バランスのとれた食事の考え方」)
特に栄養素の中でも、たんぱく質やカルシウム、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどの豊富な食品を積極的にとるよう心がけてください。
(食品例:レバー、ほうれん草、にんじん、うなぎなど)
(食品例:カリフラワー、ブロッコリー、オレンジ、ピーマンなど)
(食品例:かぼちゃ、アボカド、納豆、ひじきなど)
ケガをしてしまった際に最も注意すべきことは、食事の量を減らし過ぎないことです。
普段と比べて運動量が少なくなる分、摂取エネルギーは抑える必要があります。しかし、食事の量を極端に減らすと、筋肉や腱のダメージを抑える栄養素や骨やコラーゲン※の材料となる栄養素が不足し、かえってケガの回復を遅らせてしまうことになります。
そこで、食事はボリュームを変えずに摂取エネルギーを抑えられるよう、素材選びや調理方法に工夫するようにしてみてください。
ケガで長期にわたってトレーニングを離れるトップアスリートは、いったいどのようなものを食べているのでしょうか?
過去に、Jリーグのサッカー選手、ラグビーの日本代表選手などにお勧めしたリハビリ期間中のメニューをご紹介しましょう。
鶏の水炊き、鶏肉のポトフ、海鮮鍋、レバニラ炒め、
うなぎの蒲焼、ブリの照り焼き、タラのレンジ蒸し、
鶏手羽肉のオイスターソース炒め
~ごまソース~