食と生活情報レポート
食生活を中心とした社会の動きについて、調査した結果を紹介します。
新米主婦 VS ベテラン主婦(下)
生活科学研究課で行った「新米主婦 VS ベテラン主婦」を前回よりひき続きレポートします。
今回の調査では、結婚年数によって特徴的な傾向が見受けられたために、結婚年数を軸に以下のようなグループを分け、定義しています。
新米主婦(n78) | 結婚1~3年目/年令20~29才中心(グループの92%) |
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若手主婦(n152) | 結婚4~9年目/年令25~34才中心(グループの86%) |
中堅主婦(n245) | 結婚10年以上/年令35~49才中心(グループの77%) |
ベテラン主婦(n444) | 結婚25年以上/年令50~65才中心(グループの65%) |
(日清オイリオグループ(株)生活科学研究課調べ)
献立は、新米主婦は家にある材料、
ベテラン主婦は家族の好みを最優先
特徴的なのは、平日の夕食の献立を決めるポイントで、新米主婦は家にある材料を最優先し、一方でベテラン主婦になると家族の好みや家族の体調を優先させたり、買い物時に店頭で献立を決めたりと、調理に対する余裕が出てくることが伺えます。
また、「下ごしらえしてある食材」の購入経験については、新米主婦、若手主婦が40%前後に対して、ベテラン主婦は21%と約半分の結果 となっています。
「料理の味付けの苦労」は45%の主婦が「特に煮物に苦労することがある」と答えていますが、主婦キャリアによる大きな差はありませんでした。