食用油は多くの調味料に配合されています。調味料における食用油の役割は、風味付けや食感調整です。食用油が配合される調味料の代表例はマヨネーズやドレッシングです。配合する食用油の種類を工夫することで、味と食感のバリエーションを広げることができます。
マヨネーズの原材料は食用油・卵・酢です。
食用油の持つコクが、マヨネーズのおいしさに一役買っています。
食用油はドレッシングのベースや風味付けに適しています。
配合する食用油を選ぶことで、味を調えることはもちろん、機能性のあるタイプに仕上げることも可能です。
食用油を加工して製パンや製菓の適性をもたせたもの(加工油脂)の代表例がマーガリンやショートニングです。風味や食感をコントロールする機能性を持たせた加工油脂がパン・菓子の特徴に影響します。それぞれに合った加工油脂を開発することで美味しさを最大限に引き出すことができます。
ドーナツ専用のショートニングで揚げることで油にじみによるベタつきを抑え、サクサクした食感に仕上がります。一方、液体の油を使う事でジューシーなドーナツに仕上がります。
マーガリンを生地で包み、折り伸ばしを繰り返すことで、ボリュームあるクロワッサンのきれいな層ができあがります。
大豆を加工することで粒状や粉末状の大豆たんぱくを作ることができます。
大豆たんぱくは、スープやソースの具として使われたり、肉や餡に練り込むことで食感調整や旨み成分保持のために使われます。また、近年では健康的なたんぱく源として注目を集めています。
粒状の大豆たんぱくには吸水性があります。大豆たんぱくをハンバーグに練り込むことで、旨み成分を含んだ肉汁が流れ出ることを防ぐことができます。また、植物性の大豆たんぱくを取り入れることでヘルシーメニューに様変わりさせることができます。
粒状の大豆たんぱくには様々な大きさや固さのものがあります。
使用するメニューに合うものを選ぶことで、食べごたえのある仕上がりにすることができます。
粒状大豆たん白
粉末状大豆たん白
大豆粉
Tel:03-3206-5399