<ビタミンE>老化を抑えるビタミンEがたっぷり
植物油は、ビタミンEの重要な供給源。私たち日本人は、ビタミンEの約2割(※)をサラダ油、マヨネーズなど見える油の植物油からとっています。このビタミンEは、血液の流れをよくしたり、活性酸素の働きを抑え、<過酸化脂質>の生成を抑える働きがあります。<過酸化脂質>は、脳や心臓、肝臓、皮膚などの細胞に付着して老化現象をひきおこす物質ですが、ビタミンEは、この物質が体内でつくられるのを抑え、老化の防止に一役買っています。
(※補助食品からの摂取を除く、一般食品ベース)
<ビタミンA>油と一緒にとれば、吸収率だんぜんUP! ニンジン、ピーマンなどの緑黄色野菜の中に豊富に含まれているβ-カロテン(ビタミンA)は、脂溶性ビタミンといわれ、脂質があると、より吸収されます。ビタミンAを豊富に含むニンジン等は炒め調理などで食べると吸収率が高まります。緑黄色野菜の栄養をムダなくとりたいときは、油料理が一番というわけです。
<ビタミンD>骨や歯の健康に効果あり!油調理で吸収率アップ! ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、健康な骨や歯の形成を助けます。ビタミンAと同じく脂溶性ビタミンのため、油を使って調理する事で吸収率が高まります。食品では魚類、きのこ類、卵等に多く含まれています。
<ビタミンC>短時間で加熱できるから、調理中に失われません! 植物油は、ピーマン、ホウレン草など、ビタミンCを多く含む野菜の調理にはもってこいです。短時間で加熱調理できるので、ビタミンCの損失が少なくてすみます。
<ビタミンB1>油で消費を節約できます
糖質の消化には、大量のビタミンB1が必要です。不足すると脚気や食欲不振、疲労しやすいなどの症状が現れます。
植物油には、このビタミンB1の消費を節約する働きがありますから、油料理は、ビタミンB1の確保にも効果的な調理法です。