NISSHIN OilliO "植物のチカラ"

信頼でつながるサプライチェーン

05信頼でつながるサプライチェーン

誠実さを大切に、強く、しなやかなサプライチェーンを構築します

日本の食を支える、重要な素材・エネルギーの供給者として、持続可能な方法で生産された原料を用い、お客さまに お届けするまでの品質に常に真摯に向き合うことで、将来にわたって安定したサプライチェーンの構築に努めます。 また、安全な製品の供給と透明性が高いコミュニケーションを通じてお客さま・社会との信頼関係を構築します。

共有価値

  • 環境と人権に配慮した調達を実施する
  • 世界的に油脂需要が拡大する中で、ネットワークを活用した安定的な調達を実施する
  • 社会全体のインフラである物流の持続可能性の取り組みを続ける
  • 油脂メーカーの責任として、安全で安心な製品をお届けする

2030年度までのCSV目標

事業活動の成果 成果指標
競争優位性を高める持続可能な
原料調達のサプライチェーン構築
農園までのトレーサビリティ比率
人権尊重を基盤とした事業活動の進捗
持続性、戦略性を高めた原材料調達の施策の進捗(大豆、パーム、カカオ等)
効率性・持続性の高い
物流ネットワークの構築
共配函数比率
トラックドライバーの拘束時間

社会環境・社会課題

  • 世界的な人口増加等により、水・食糧不足が深刻化する
  • 原料生産地域における人権問題や環境問題が深刻化する
  • 物流業界の人手不足を発端とした諸課題への政府の物流政策の見直しと法制化が進展する
  • 品質への要求水準が高まる

当社グループへの影響 ▲:リスク ●:機会

  • ▲世界的な穀物の需要増により、原材料のコスト上昇や安定調達に支障が出る
  • ▲原料産地の環境問題/人権問題の深刻化により、産地への関与が必須となる。また、持続可能性に欠けた原料を扱うことにより、レピュテーションリスクが高まる
  • ▲物流業界が抱える諸問題の深刻化により、物流コストが上昇する。また、これまで通りの物流体制の維持が困難となる
  • ●安全性に対する要求水準の高まりにより管理すべき品質項目が増え、高度な分析技術が求められる

課題解決に向けた具体的取り組み

取り組みの方針

「日清オイリオグループ調達基本方針」を全体方針とし、さらに各原料ごとの調達方針を定めています。

取り組みの方針

具体的な取り組み

  • 人権に関する教育を推進し、事業活動全体で人権を尊重していく姿勢を追求する
  • パーム油調達において、サプライヤーとの対話を含めた取り組みを進め、持続可能性を向上させる
  • 森林及び海洋生態系に配慮した原材料を調達する
  • 持続可能な調達の取り組みを大豆・カカオ等にも拡大する
  • 菜種、オリーブ、アマニなどに関する生産地への関与を強め、安定調達に向け関係強化を続ける
  • 国内の原料生産地と一体となって、地域産業を振興する
  • 人手不足や厳しい労働環境などの課題の解決に対し自社や業界でのアライアンス活動により持続可能な物流体制を構築する
  • 微量成分のコントロールなど、競争力につながる高品質な製品を供給できる独自技術を開発する