研 究

[ユーザーサポート-食用油]豊かな食生活を支えたい。
お客さまの課題解決に繋がる
業務用機能性油脂を開発する

M. Y

ユーザーサポート 中食・外食開発課
2019年入社
家政学部 栄養学科管理栄養士専攻卒

私のこだわり常にスピード感を意識し、
商品開発を実現する

離型性のある炒め油や機械適性のある油をはじめとした業務用機能性油脂の開発を行っています。お客さまの課題やニーズを受け、調理設備などの実情に配慮しながら、一から配合を検討しています。何度も調理評価や官能評価を重ね、地道な物性等の分析も繰り返し行います。その他、新商品導入によるメリットをデータ化し、営業担当の提案をサポートすることも大切な業務の一つです。検討や分析を重ねることで一歩前進した時や、開発に携わった商品をお客さまに評価頂けた時が嬉しい瞬間です。開発を行う上で大切にしていることは「常にスピード感を意識すること」、「すぐに結果が出なくても諦めないこと」です。開発の検討段階では、なかなか良い結果が出ず、お客さまが満足する商品を納期までに提供できるか不安になることもありますが、周りの先輩にアドバイスを頂きながら軌道修正し、粘り強く取り組むことで、成果に繋がると実感しています。

成長を感じた瞬間油脂評価のスペシャリストへ、
官能評価を極める

私の業務では、調理条件やわずかな油脂の配合による違いを検討したり評価するために、官能評価を用いています。官能評価は食品を五感(味覚、視覚、嗅覚、聴覚、触覚)を用いて、それぞれの要素を評価し、品質を判定します。元々食べることは大好きでしたが、この業務に携わるまでは、単純に美味しい、美味しくないという感覚だけで、食べ物に対しての感覚を深く意識し、表現したことがありませんでした。そのため入社当初は、五感で感じた味わいを言語化することが苦手で、上手く先輩とディスカッションすることができませんでした。勉強会に何度も参加する機会を得て、どのような感覚を意識しているのか、感じたことをどのように表現しているのかを学んだことで、最近では官能評価への自信がつきました。まだまだ先輩と同等なレベルとはいえないかもしれませんが、ディスカッションをしあえるようになったことが成長を感じた瞬間です。

成し遂げたいこと「未来は自分でつくる」
様々な商品を開発したい

昨今、中食・外食業界では人手が不足している状況であり、効率化・省力化が重要になっています。新たな価値を付加した機能性油脂の開発により、こういった課題を解決していきたいです。日々の検討を重ねることで、食のプロに認められ、長く愛される商品の開発に携わることが目標です。私は大学では管理栄養士取得に向けて保健所や病院での実習を経験しましたが、その経験から、どのライフステージ、ライフスタイルであっても、食の豊かさ、健康が重要であると感じました。入院されている高齢の方が「食事が一番の楽しみで生きがいだ」とお話しされたことがとても印象に残っています。将来的には、少量で効率よくエネルギーを補える商品など、高齢者・介護対応食品の開発にも携わってみたいです。豊かな食生活を支える商品を一つでも多く開発して、日清オイリオのファンを増やせたらと思っています。明るく前向きに「未来は自分でつくる」という気持ちを常に持って、何事にもチャレンジしていきたいですね。

[プロフィール]

高校時代は放送部に所属し、日々の情報発信と番組制作に熱中。一年半の歳月をかけ、運動部員の成長を記録したドキュメント番組を制作し、目標としていた全国高校放送コンテストで全国1位を獲得。

[オフタイム]

食べることが大好きで、休日は友人とカフェ巡りに。旅行に行った際はご当地グルメを堪能している。サッカー観戦も好きで、スタジアムグルメを制覇することが目標。

[M. Yのある一日]

8:40

出社、メールチェック

営業担当者から依頼された案件のスケジュール調整等。
9:20

実験の仕込み、調理

11:00

試食評価、分析サンプルづくり

12:00~
13:00

昼休み

食堂で同期と昼食。
13:00~

分析サンプルづくり、実験

16:00

試食評価

16:30

データを集計して報告

17:00

翌日の実験について打ち合わせ

17:40

退社

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