入社後3年間は技術開発の部署で、主に「油脂のにおい」についての研究に取り組んでいました。現在は、商品開発の部署へ異動し、食用油の新商品開発を進めています。従来、食用油は調理するための材料と認識されることも多かったのですが、最近は食用油へのポジティブな意識が高まり、「健康」、「おいしさ」を期待して食用油を使う方が増えています。私は「油脂のにおい」は「おいしさ」の要素のひとつとして考えています。例えば、油を「料理の味付け」用途で使用したい、そのようなお客さまのニーズに沿った新商品の開発に取り組んでいます。「油脂のにおい」について、研究していた時の経験や知見を活かしながら、日々成分分析や官能評価に取り組んでいます。
これまでのキャリアで培ってきた自らのスキルを活かして、会社の新商品の開発に主体的に関わっているという点が大きなやりがいとなっています。
また、先述の業務に加え、容器開発や部署をまたいで取り組む新規油脂技術の調査等にも取り組んでおり、非常に幅広いテーマに携わることが出来ています。
研 究
[商品開発-食用油]「油で食品はなぜおいしくなるのか」を
追究。分析データを活かし、お客さまの
ニーズに合わせた新商品を開発する
K. K
中央研究所 研究第1課
2018年入社
農学研究科 食品生物科学専攻修了