当社の素材を活用して高齢者の健康に貢献するための研究を行っています。現在、中高年期の健康課題としてメタボリックシンドローム、高齢期の健康課題としてフレイル(低栄養)が主にあげられます。高齢者の栄養補給には、たんぱく質に加え脂質の役割が期待されており、それら栄養成分についてヒトにおける機能性を検証するため、臨床試験の実施に向けて取り組んでいます。臨床試験は計画から実施、結果の解析までの道のりが長いため、緻密な計画が必要であり、当社で培ってきた研究データはもちろん、数多くの文献を調査しています。頭を悩ませる毎日ではありますが、チームメンバーと相談し、確認をとりながら進めています。仕事や実験を進めるうえでは、正確なデータを取得すること、求められる資料を適切に提示するためには、チーム内で細かくすり合わせることが重要だと思っています。これからさらに注目を集めるテーマになると思うのでプレッシャーを感じることもありますが、社会的意義が高く、とてもやりがいのある仕事だと思っています。
研 究
[技術開発]油脂が持つ栄養機能を解明し、
人生100年時代を支える
心身の健康に貢献したい
H. I
中央研究所 研究第7課
2019年入社
海洋科学技術研究科 食機能保全科学専攻修了