寒さに負けない体づくりのための食習慣
- オイル
- 栄養
- 健康
- 免疫力アップ
- えごま油
冷えにくい体をつくる食材や栄養素
だんだんと寒さが身に染みる季節になりました。今から寒さに負けないように体を整えていくことで、冬本番を迎えても過ごしやすくなります。体づくりの基本は食事から。食材に含まれる栄養素やその効果を知り、寒さ対策につながる食事を心がけることをおすすめします。
たとえば、大根やれんこん、ごぼうなど冬に旬を迎える根菜類は、体を温める働きがあると言われています。鮭やぶりなどの旬の魚に含まれるDHAやEPAといったオメガ3系脂肪酸は血行促進効果が期待でき、血の巡りをよくして体を冷えにくい状態にしてくれます。α-リノレン酸もオメガ3系脂肪酸のひとつで、えごま油やアマニ油に含まれています。これらの油は加熱には適さないので、料理の仕上げや食べる直前にサッとかけていただきましょう。
ビタミンカラーで寒さを吹き飛ばす根菜肉うどん
温かいうどんを食べれば体もポカポカ。しかも、根菜たっぷりの具だくさんうどんなら、寒さに強い体づくりにもぴったりです。
かぼちゃ、にんじんなどに含まれるβ-カロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚・粘膜の健康を正常に保つ働きがあるため、免疫力キープにつながります。このβ-カロテンは脂溶性で、油との相性がとてもいいため、最後にえごま油をかけて吸収率をUPしながら食べればさらに効果的。
スープには酒粕とみそを使っています。酒粕に含まれる「アデノシン」には血管拡張作用があり、血行改善により冷えにくくすることが期待されています。
こちらの一品で、4
食品群(肉類、緑黄色野菜、大豆製品、油脂類)を摂ることができます。
根菜肉うどん
【材料(1人分)】
- 冷凍うどん・・・・・・・・1玉
- 豚こま切れ肉・・・・・・・100g
- にんじん・・・・・・・・・1cm(25g)
- 大根・・・・・・・・・・・1cm(70g)
- ごぼう・・・・・・・・・・1/4本(30g)
- かぼちゃ・・・・・・・・・30g
- 青ねぎ・・・・・・・・・・適量
- サラダ油・・・・・・・・・適量
- (A)
- だしパック・・・・・・・・1袋
- 水・・・・・・・・・・・・300cc
- (B)
- 酒粕・・・・・・・・・・・15g
- みそ・・・・・・・・・・・大さじ1と1/2
- えごま油・・・・・・・・・小さじ1
栄養価(1人分)
- エネルギー :653kcal
- たんぱく質 :30.4g
- 脂質 :31.1g
- 炭水化物 :68.0g
- 食塩相当量 :3.7g
作り方
- 1)鍋に(A)の水を入れて火にかけ、煮たったらだしパックを入れて火をとめ、だし汁をとっておく。
- 2)にんじんと大根はいちょう切り、ごぼうは斜め薄切り、かぼちゃは食べやすい大きさに薄切りにする。青ねぎは細かく刻む。
- 3)別の鍋にサラダ油を中火で熱し、豚肉を炒める。
- 4)肉の色が変わったら、にんじん、大根、ごぼうを加えて炒め合わせる。
- 5)野菜に火が通ったら、1のだし汁を注いで中火で煮る。
- 6)アクが出てきたらとり除き、かぼちゃを加える。
- 7)かぼちゃに火が通ったらいったん火を止め、(B)をとき入れる。
- 8)うどんを入れて麺がほぐれるまで煮る。
- 9)器に入れ、青ねぎを散らし、えごま油をかける。
食事から始める寒さ対策で冬に備えよう
この根菜肉うどんには、ほかの根菜類やきのこを加えてもうまみが増し、おいしく食べられます。また好みで七味唐辛子をかけてもいいですよ。
えごま油は熱に弱く酸化しやすい性質があるため、今回ご紹介したレシピのように非加熱での使用がおすすめです。
寒さに備えて今から体を温める食事を意識し、冬も元気に過ごしましょう!