秋の味覚でおいしく健康に
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秋の食材は食物繊維の宝庫
秋に旬を迎える食材はたくさんありますが、中でも根菜類やきのこ類には食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は人の消化酵素では消化できない栄養素で、水に溶けない不溶性の食物繊維は水分を吸収して便のカサを増やし、腸内環境を整えてくれる効果があり、水に溶ける水溶性の食物繊維は糖質の吸収を穏やかにしてコレステロールを下げてくれるなど生活習慣病の予防に効果があるといわれています。
健康のために積極的に摂取したい食物繊維ですが、実は多くの日本人において不足気味であることが分かっています。きのこ類など食物繊維が豊富な秋の食材を料理にとり入れ、意識的に摂取できるといいですね。
きのこをプラスしてうまみアップ!食物繊維たっぷりの豚のしょうが焼き
家庭料理の定番「豚のしょうが焼き」にきのこをプラスすれば、ビタミンやたんぱく質、脂質をバランスよく摂取できるうえ、食物繊維もたっぷりのおかずになります。きのこ類はしめじ、えのきたけ、まいたけなど2~3種類を混ぜると、食感がよく味がまとまりやすくなります。上手に作るコツは、豚こま肉にかたくり粉をまぶしてから焼くこと。タレが絡みやすくなり、肉の水分が保たれて柔らかくなるので、お子さまでも食べやすくなります。
炒め油は、焙煎ごまの香りが立つ油を使用。きのこに多く含まれるビタミンDは脂溶性なので、油と合わせると吸収率が上がります。
ご飯と合わせてバランスのとれた献立に。適度な脂質も忘れずに
砂糖やしょうゆ、おろししょうがで味を調え、食欲そそる味付けに仕上げた豚のしょうが焼きは、ご飯との相性が抜群!ご飯と合わせることで炭水化物が加わり、栄養バランスのとれた献立になります。
また、脂質も私たちの健康な体づくりに欠かせない栄養素です。炭水化物やたんぱく質と合わせて摂取することで食後の血糖値をゆるやかにし、腹持ちをよくしてくれるなどの報告もあります。脂質が足りない場合はごま油やオリーブオイルなどを料理にプラスするのがおすすめです。