紫外線は真夏がピークだと思われがちですが、実は3月頃から急激に強くなり、５月〜７月にかけてが最も強いと言われています。そのため、3月頃からしっかりと紫外線対策をしていくことが大切です。

　日焼け止めを塗り、帽子やアームカバー、ネックカバーなどで肌の露出を防ぐことはもちろん、焼けてしまった肌の修復力を高めることもとても大事。そんな肌の修復力を促す食材を使ったボリューミーなサラダが、今回ご紹介する一品です。

　ポイントは、リコピンが豊富に含まれるトマトを使っている点。トマトには強い抗酸化作用を持つリコピン等が含まれていて、紫外線による肌の赤みや色素沈着などの肌ダメージを予防し、軽減する効果が期待できます。

　紫外線対策にぴったりなトマト以外に、レタスや大豆、鶏肉を使った、食べ応えと栄養たっぷりなパワーサラダです。チェリーも添えて、見た目にも華やかな仕上がりになっています。
　作り方は簡単。鶏肉は塩をふり、「BOSCO エキストラバージンオリーブオイル」をひいたフライパンで焼き、火が通ったら薄切りに。チェリーは半分に切って種を除き、ミニトマトは縦半分に切ります。器にグリーンリーフ、蒸し大豆、ミニトマト、チェリー、鶏肉をバランス良く盛ったら、刻んだアーモンドをトッピング。最後に、「BOSCO エキストラバージンオリーブオイル」、レモン汁、塩、粗びき黒こしょうを混ぜ合わせたドレッシングをかければ完成です。この一品で、５食品群（肉類、大豆製品、緑黄色野菜、果物類、油脂類）を摂ることができます。

トマトに含まれているリコピンは脂溶性ビタミンで、油と一緒に摂取することでからだへの吸収率や抗酸化力が高まると言われています。カロリーオフを意識してノンオイルのドレッシングでサラダを食べる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は油と一緒に摂ることで嬉しい効果があるのです。
また、油の種類によってリコピンの吸収率は異なり、コーン油と比較してオリーブオイルの方が高くなるという研究結果も出ています。トマトとオリーブオイルを上手に組み合わせた食事で抗酸化力を高め、紫外線対策をしていきましょう！

西岡麻央 （料理研究家/国際中医薬膳師） 野菜を使った料理が得意。カフェ、レストランのメニュー監修や企業向けレシピ開発、食関連の記事の執筆、テーブルスタイリングなどを中心に活動中。
パワーサラダ専門店「HIGH FIVE SALAD」レシピ監修

著書：パワーサラダレシピ、パワースープ＆ホットパワーサラダレシピ