「最近疲れやすい」と感じることはありませんか？疲れを溜めない生活を送るためには、睡眠や休養はもちろん、栄養バランスの良い食事が重要です。一方で、疲労時は胃腸の機能が低下して食欲が落ちがちです。その結果、栄養バランスが偏った食事になってしまう方もいると思います。疲れた時も肉や魚といったたんぱく質を意識して摂られる方は多いと思いますが、実はエネルギー源となる糖質や脂質が不足してしまうと、折角摂ったたんぱく質がエネルギー源として使われてしまい、筋力低下や疲れやすさに繋がってしまう場合があります。こういった理由から、疲れやすい、体力が落ちたと感じた時には、肉などのたんぱく質だけでなく、エネルギー源となる主食やいも類などの炭水化物と油脂、そして、これらの分解や合成を助けてくれるビタミン、ミネラル類を少しずつでも良いのでバランス良く摂ることが大切です。特に、油脂は少量で効率良くエネルギー補給ができるので上手に利用しましょう。たんぱく質は、鶏ささみや豚もも肉、白身魚、豆腐などが、疲労時でもさっぱりと食べやすくおすすめです。 また、ビタミンやミネラルが摂れる野菜も欠かせません。野菜は火を通すと消化が良くなり、かさが減ってたくさんの量を食べやすいので、サラダよりも汁物や煮物にすると良いですね。

　野菜、いも、豚肉、それからスープに豆乳も使い、一品でバランス良く栄養が摂れるレシピをご紹介します。作り方は簡単。鍋に、水と食べやすく切った豚もも薄切り肉、さつまいも、大根、にんじんを入れて火にかけます。しばらく煮て具材が柔らかくなったら、豆腐も加えてさっと煮て、みそ、豆乳を入れて沸騰直前まで温めます。器に盛りつけ、小口切りにした青ねぎを散らし、「日清MCTオイルHC」をかけたら完成です。この一品で、5食品群(肉類、大豆製品、緑黄色野菜、いも類、油脂類)を摂ることができます。

　豆乳にはたんぱく質のほかカリウムや鉄、銅などのミネラル分も含まれており、料理に加えると栄養バランスが良くなります。加えて、水だけで作るよりもまろやかでクリーミーな仕上がりになります。また、「日清MCTオイルHC」は無味無臭でどんな料理にも使いやすく、少し加えるだけで無理なくエネルギーアップが可能。食欲が落ちがちな疲労時の料理にはぴったりです。豆乳とMCTオイルで、体が喜ぶ料理を作ってみてくださいね。

河埜玲子 12歳の娘を持つ医師・料理家・日本キッズ食育協会医学アドバイザー。
「家庭のキッチンで出来る病気予防」をテーマに、忙しくても実現可能な簡単・美味しい健康レシピを提案。食の観点から予防医学を家庭に広げる活動を実施している。