油に関するQ&Aうんちく・雑学・こだわり情報

Q.税金の役目を果たした油

税金のかわりに油を納める制度があったのをご存知ですか。奈良時代、仏教の伝来と共に大陸からごまと一緒にその搾油技術が伝わり、たくさん灯油がつくられるようになりました。といってもまだまだ貴重品。大化の改新(645年)の頃には、エゴマ油が現物税として朝廷に献上されたことが「賦役令」にものっています。油の現物税には、この他大麻の実からとった麻子油(ましあぶら)や蔓椒油(ほそきあぶら)などがあったとか。