NISSHIN OilliO "植物のチカラ"

人材マネジメント

06人材マネジメント

多様な人材の働きがいを高め、組織能力を向上し、イノベーションを起こします

当社グループの持続的な成長には、多様な視点に基づく創造性は欠かせません。ダイバーシティの実現と、常に社員の健康増進や教育、幅広い経験のための機会の創出に努め、社員一人ひとりの働きがいを高めることで、組織能力を高め、バリューチェーンのあらゆる場面においてイノベーションを起こします。

共有価値

  • 多様な人材がその能力を十分に発揮できる職場環境、制度を提供し、社員の働きがいを向上させる
  • 全ての従業員の人権が尊重され、グループの一員として活躍できる企業文化を作る
  • 全てのステークホルダーから信頼される企業グループであり続けるため、実効性のあるグループ経営体制を整備する

2030年度までのCSV目標(主要KPI)

グループの理念・ビジョンへの共感

グループの経営理念・ビジョン2030への共感指数向上※1

強固な人材力の構築
95千円以上

積極的な人材開発投資としての正社員一人あたり「年間教育研修費用」の維持・拡大

多様な人材の活躍

仕事を通じた社員の「成長志向」と「成長実感」の拡大※2

多様な人材の活躍
20%

従業員の多様性向上
(女性管理職比率向上※3

イノベーションを生み出す組織風土への進化

「働きがい」を感じる社員の割合拡大※4【参考:単体】80%

※ 1
グループ全体で、理念やビジョン、当社グループの企業価値に共感と誇りを持ち、主体的に行動している状態を目指す。(2024年度より調査のうえ、適切な目標値を設定する)
※ 2
社員が成長意欲を持ち、仕事を通じて成長を実感できている状態を目指す。(2024年度より調査のうえ、適切な目標値を設定する)
※ 3
日清オイリオ単体、翌年度4月1日時点で算出
※ 4
「働きがい」を持った社員が社内外で創発的なコミュニケーションや共創に取り組み、挑戦する組織風土が醸成されている状態を目指す。(2024年度より調査のうえ、適切な目標値を設定する)

2030年に目指す姿を「グローバルな舞台で「おいしさ・健康・美」の新たな価値を創造し続けるエネルギッシュな精鋭集団」と定め、その実現に向けた人材マテリアリティを特定するとともに、CSV目標を全面的に見直しました。2023年度目標として設定していた「DX推進の基盤構築」、「グローバル人材の拡充」については、全社におけるデジタルリテラシー教育の100%受講やグローバル登録人材に対する教育プログラムの実施、グローバル業務への配置等を行いました。

社会環境・社会課題

  • 日本では生産年齢人口減少に伴う人手不足が顕在化、一方、女性、高齢者、外国人の社会進出は進展する
  • AI、IoTの進化に伴うデジタルテクノロジーが発達する

当社グループへの影響 ▲:リスク ●:機会

  • ▲人材が、質・量の両面から獲得できず、当社グループの成長が妨げられたり、操業の継続が脅かされる
  • ▲社員の価値観が多様化する中で、十分に人権が配慮されないことによりレピュテーションリスクが高まる
  • ●デジタルテクノロジーの活用により、業務生産性の向上が可能になるとともに、新たなビジネスチャンスを創出できる
  • ●多様な人材の活躍により、イノベーションを創出できる

課題解決に向けた具体的取り組み

  • 当社グループの価値創造に必要な多様な人材を受け入れる環境を整え、社員同士の発展的なコミュニケーションで、イノベーションを起こす土壌を作る
  • 管理職の多様性を強化し、意思決定において幅広い視点を入れる。また、そのための計画的な教育を実施する
  • ビジョンで目指す姿に到達するため、脂質栄養・環境・情報についてグループ全体でリテラシーの底上げを図る
  • 経営層と社員間のコミュニケーション強化、スマートワークの推進等により「働きやすさ」と「働きがい」を向上し、エンゲージメントを高める
  • 人権に関する教育を推進し、事業活動全体で人権を尊重していく姿勢を追求する
  • ビジョンやバリューズの浸透により、当社グループの進むべき方向性や価値観を明らかにし、グループとしての一体感を高める
  • 「ビジョン2030」を実現するため、事業戦略・運営についてのガバナンス体制を強化する
  • 積極的な人的資本投資を進め、特にグローバルビジネスを推進する人材については重点的な教育投資を実施する