入社のきっかけは体育会学生向けの就活セミナーでした。当社商品を普段からスーパーやテレビCMで見かけていたこともあり、生活の身近にある商品を販売するやりがいの大きさに魅力を感じ、入社を決意しました。現在は営業として広域量販店のバイヤーに対して、食用油売場における品揃えの提案や、トレンドに応じたメニュー提案を行っています。心がけていることは、自社の売上だけでなく、取引先の売上に貢献する提案です。例えば、取引先でのイタリアフェア開催にあたり売場づくりの相談を受けた際には、食用油の棚だけでなく、メニュー提案により青果や鮮魚など、取引先の他部門の担当者と一緒になって、売場の枠を越えた関連商品の販売を提案し、オリーブオイルの売上拡大だけでなく、スーパー全体の売上拡大に貢献しました。このケースのように、私が企画した販売戦略やストーリーを基にバイヤーと一緒に考え、実際に売場に落とし込んだ結果、思い描いたような成果につながった時に、非常に大きなやりがいを感じます。

普段から意識していることは確実なタイムマネジメントです。入社1年目の秋に大手飲食チェーンを担当し始めたばかりの頃、取引先のバイヤーから依頼された資料の提供が遅れ、ご迷惑をおかけしたことがあります。社会人である以上、時間を守るのは当たり前のことですが、明確な期日を確認していなかったことが原因でした。この失敗以来、期日は必ず確認し、厳守すること、やむを得ず遅れる場合には、必ず早い段階で連絡を入れ、調整するようにしています。もちろん期日より早く提出できたとしても、誤字や数値の誤りがあっては意味がありません。消費者ニーズや市場動向の情報を織り込み、間違いのない完璧な資料を基に、提案営業を行うことを意識しています。また、営業は対面での仕事ですので、明るく、楽しみながら話し合えるような信頼関係を構築することも大切です。こうした小さな努力の積み重ねにより、取引先のバイヤーが食用油のことを考えた時、真っ先に自分の顔が思い浮かぶような存在になれるよう、日々の業務に取り組んでいます。

営業として私が大切にしていることは、社外はもちろん、社内でも良好な人間関係を構築することです。営業のミッションは売上を伸ばすことですが、1人で目標を達成できることはありません。製造部門が安定的に商品を製造し、物流部門が納期までに確実に商品を配送する体制があるからこそ、私たち営業は商品を販売することができます。今後はこれまで以上に、あらゆる方面と良好な信頼関係を構築することで、社内の各部門がサポートし合える強力な体制づくりに貢献したいと思います。また、取引先とのコミュニケーションの中から新商品のヒントをすくい上げることも、営業の大切なミッションです。当社がサラダ油からキャノーラ油、オリーブオイルまで、常に時代の先を読んだ商品を展開し、市場に定着させることができたのは、営業として最前線で情報収集を行い、開発に関わった先輩たちの功績です。将来は、新しいものを生み出してきた先輩たちのように、自ら発信して新商品の企画を他部門と連携しながら実現し、世の中に喜ばれる商品を展開することで、会社の売上を牽引する存在になりたいと思います。