生 産

[生産管理]1日1000tもの油を精製、
安定操業と生産性向上に向け
現場目線に立ち、工程を見直す

K. T

横浜磯子工場 精製課
2015年入社
情報理工学部 知能機械工学科卒

私のこだわり精製プロセスを熟知し、
安定操業や生産性向上を実現する

精製課では、大豆や菜種を絞って抽出した油を精製し、食品にする工程を担当しています。大豆や菜種の油の精製以外にも、フライ油などに使用されるパーム系をはじめとした常温で固まる油も製造しています。私はラインスタッフとして、その日に運転する各工程の生産予定計画の作成や生産状況の管理および改善提案を行っています。精製課が精製する油は1日に1000tにも上り、油の種類によって精製工程も異なります。そのため担当する生産ラインの状況をタイムリーに把握し、設備や品質に異常がないかを確認するとともに、安定操業の実現やより効率の良い生産を検討するのが主なミッション。いわば工場全体に目を配り、精製プロセスの管理や流れをコントロールするマネジメント的な役割ですね。自らが生産計画を立て、現場へ申し送りをし、予定通りに製品ができたときや、生産に異常が発生した際に現場へ対応の連絡をし、関連部署と連携を取って早期解決することができたときなどにやりがいを感じます。

成長を感じた瞬間正確な連絡、オペレータとの
関係構築の重要性を痛感

入社後1年間は、現場で機械を操作するオペレータ業務を担当し、精製工程を把握した後、ラインスタッフを任されています。スタッフとして仕事を始めた頃、オペレータへの申し送りが意図と違った意味で伝わってしまい、予定していた数量を製造できなかったというミスをしたことがあります。工場は24時間運転しているため、オペレータは交替勤務で直接話すことができないことも多く、連絡を正確かつ具体的にしておかないと、勘違いや混乱のもととなってしまいます。伝えることの難しさと責任を改めて認識しました。またこの失敗を通じて、工場のことを一番知っているのはオペレータであり、トラブル時はもちろん、スムーズに作業を行う上でも、よい関係性を築くことの大切さを痛感。今はオペレータと積極的にコミュニケーションをとるよう心がけています。生産状況の管理や改善提案といった業務を進めていくうえで、私では気づかないようなことに気づき、教えてくれるのもオペレータ。日々、多くのことを学ばせてもらっています。

成し遂げたいこと大型設備の導入に携わり、
手がけた設備を未来に残したい

ラインスタッフとして生産の流れや仕組みについて精通すべく勉強の毎日です。日清オイリオグループは社員ひとりひとりに責任のある重要な仕事を任せてもらえるのが大きな魅力。私は精製工程全般を任されており、工程を見直す中で歩留の向上やコストの削減、生産の効率化に貢献してきました。責任が大きく困難もありますが、目標を達成できたときの喜びはひとしおです。また、仕事はチームで行っていくもの。先輩たちからは的確なアドバイスと、必要に応じたサポートをいただいており、のびのびと仕事ができる環境だと感じています。一方、大学では主に機械について学んだため、機械に関わる仕事にも興味があります。将来は設備の知識も身に付け、大型設備の導入業務に携わりたいですね。自分の導入した設備が数多く、長く工場に残っていくことが夢です。

[プロフィール]

同じ学科の仲間が電気、機械系のメーカーに就職する中、もっと人に身近なものをつくりたいと考え、食品業界へ。誰もが必要とする食用油のリーディングカンパニーで、社名・商品になじみのある日清オイリオを志望。

[オフタイム]

大学時代ラクロス部に所属。その延長で社会人のラクロスチームに入り、週1回の練習に参加。公式戦上位入賞が目標。

[K. Tのある一日]

8:00

出社

8:30~

朝の部署内ミーティングの後、業務開始

現場の工程の進捗確認。主に予定通り運転されているか、異常が起きていないかを確認その後生産予定の確認・調整など。
12:00~
13:00

昼休み

昼食は部署の人たちとテーブルを囲んで。
13:00~

翌日の生産や出荷の確認など

午後の部署内ミーティング後、業務遂行翌日の生産や出荷の確認など。
新商品の製造や、生産の改善への取り組みなどについて関係部署と打ち合わせることも。
17:00~

退社

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