Technology日清オイリオグループの技術を知る

コアコンピタンスで
ある「油脂」をさらに究め、
市場を変革する
新たな価値創造に挑戦する。

日清オイリオグループは長年の植物油脂研究を通じ、独創的かつ高い技術力こそが事業の成長を支える基盤になるという考えのも
と、連続的なイノベーションを通じて付加価値を生み出してきました。当社グループにとって研究開発は次なる成長への原動力で
す。価値ある商品・サービスを創り続けるためには、様々な知見の蓄積とそれらを組み合わせ、形にする技術が必要です。

油脂・油剤の 設計技術 生産技術 分析評価技術 官能評価技術 環境関連技術 生活科学研究 栄養評価技術 食品加工技術 調理加工技術 NISSHIN OilliO 植物のチカラ。
NISSHIN OilliO “植物のチカラ” 油脂・油剤の 設計技術 生産技術 分析評価技術 官能評価技術 環境関連技術 生活科学研究 栄養評価技術
NISSHIN OilliO “植物のチカラ” 油脂・油剤の 設計技術 生産技術 分析評価技術 官能評価技術 環境関連技術 生活科学研究 栄養評価技術
NISSHIN OilliO “植物のチカラ” 油脂・油剤の 設計技術 生産技術 分析評価技術 官能評価技術 環境関連技術 生活科学研究 栄養評価技術
NISSHIN OilliO “植物のチカラ” 油脂・油剤の 設計技術 生産技術 分析評価技術 官能評価技術 環境関連技術 生活科学研究 栄養評価技術
NISSHIN OilliO “植物のチカラ” 油脂・油剤の 設計技術 生産技術 分析評価技術 官能評価技術 環境関連技術 生活科学研究 栄養評価技術
NISSHIN OilliO “植物のチカラ” 油脂・油剤の 設計技術 生産技術 分析評価技術 官能評価技術 環境関連技術 生活科学研究 栄養評価技術

油脂・油剤の設計技術、生産技術

油脂が有する機能は、油脂の主成分であるトリアシルグリセロールと、これに共存する微量成分により発現します。食用油脂の領域では、油糧種子を原料に、搾油、精製、油脂加工(*)などの技術を駆使して、目的とする健康機能・おいしさ機能を有する油脂を開発しています。ファインケミカルの領域においては、脂肪酸とアルコールの多様な組合せによって、様々な機能を持たせたエステル油剤を開発しています。また、グラム単位のラボレベルから、トン単位の実製造に向けたスケールアップまで、研究開発部門と生産部門が連携し、課題解決や製造条件の検討を行っています。(*油脂加工:液状の油と固形の脂を分離する「分別技術」や、油脂どうしの「エステル交換技術」)

  • 油脂・油剤の設計技術、生産技術
  • 油脂・油剤の設計技術、生産技術

食品加工技術、調理加工技術

油脂は「揚げる」「炒める」といった加熱調理に加え、パン、チョコレート、クリーム、飲料など様々な加工食品でも使用されています。様々な食品の中で「油脂をどのように使えばおいしくなるのか?」、他の素材と油脂との相互作用の観点から、おいしいものを作り上げる味づくりと、そのメカニズムの解明を進めています。また、食品ロスの削減が求められているなか、食品の品質のさらなる向上、おいしさの持続に向けた技術開発にも注力しています。

  • 食品加工技術、調理加工技術
  • 食品加工技術、調理加工技術

栄養評価技術

近年、「油脂は体に良いもの」という認識が広まっています。今後も当社は臨床試験等を通じ、油脂が体に良いものであることをエビデンスによって証明し、様々な世代が抱える健康課題や一人ひとりの体質や体調の改善に貢献をしていきます。これらの研究成果は、特定保健用食品や機能性食品の開発を通じて生活者の皆様にお届けします。さらには、脂質や植物性たんぱく質の新たな機能を求めて、大学等との共同研究も進めています。また、単にエビデンスを取得するだけでなく、「油脂はなぜ体に良いのか?」といった生活者の皆さんの疑問に解りやすく答える情報発信も、研究活動の一環として行っています。

  • 栄養評価技術
  • 栄養評価技術

分析評価技術、官能評価技術

油脂で健康やおいしさ・美を創出するためには、油脂を構成する成分の分析と、各成分が発現する機能の評価が大切となります。食用油脂の領域では、オリーブオイルやごま油の香気成分の分析技術、チョコレートの口どけに関与する油脂結晶構造の分析技術、コロッケなどのサクサク感を音響解析で評価する技術開発などを行っています。また、ファインケミカルの領域においては、分析技術・機能評価技術を通じて、化粧品や食品、医薬品、工業品など幅広い分野の高機能素材を開発しています。

  • 油脂の構成成分の分析(GC、GC-MS、HPLC、HPLC-MS等) J Am Oil Chem Soc.
    A Practical Method for Analysis of Triacylglycerol Isomers Using Supercritical Fluid Chromatography」へ
    2020 AOCS Annual Meeting & Expo
    「Simultaneous analysis of various triacylglycerol isomers by supercritical fluid chromatography」
  • 香気成分の分析(ヘッドスペースGC-MS、GCスニッフィング等)
  • 油脂結晶構造の分析(SFC、X線など) 第51回結晶成長国内会議
    「X 線小角散乱法による油脂の材料組織の評価」
    「トリアシルグリセロールの単結晶育成と構造解析」
  • サクサク感を音響解析で評価する技術
    おいしさの数値化 ~サクミセンサー~」へ 日本食品科学工学会 第71回大会
    「スナック菓子の吸湿による食感劣化に対する咀嚼音の聴覚フィードバック効果」
  • エステル油剤の化粧品原料としての機能評価 第75回コロイドおよび界面化学討論会
    「水/非イオン界面活性剤/分岐構造を有する脂肪酸エステル油系の相挙動に関する研究」
    第2回 日本化粧品技術者会 学術大会
    「角層水分量を高める新規エモリエント剤の開発および有用性評価」
    The 33rd IFSCC Congress 2023 Barcelona
    「Cosmetic sticks resistant to temperature changes comprising a novel glycerol succinate fatty acid ester as base oil」
  • 分析評価技術、官能評価技術
  • 分析評価技術、官能評価技術
  • 分析評価技術、官能評価技術

環境関連技術

地球環境を次世代に引き継ぐため、脱炭素社会、循環型社会の実現を目指し、環境負荷を低減するための技術を開発しています。容器開発では、プラスチックボトルでの再生材・バイオ材の利用や軽量化、分別しやすいラベル・キャップフィルムなどの開発を容器メーカーと協働で進めています。また、生産工程では、よりケミカルレスな製法・工程への転換や、副産物の再資源化、油糧植物資源からの再生可能エネルギー創出にも注力しています。

  • 環境負荷の少ない容器・包装の開発 Japanese Journal of Food Chemistry and Safety
    Safety evaluation of PET bottles regenerated through mechanical recycling for use as liquid-seasoning and edible-oil containers」へ
    第62回全日本包装技術研究大会
     「日清ヘルシークリア800gペットボトルの開発」
  • 環境負荷を低減する製法・工程の開発
  • 「より自然なもの(ナチュラリティ)」で高品質、高機能な油剤の開発
  • 副産物の再資源化や、油糧植物資源からの再生可能エネルギー創出 日本農芸化学会 2020年度大会
    「エタノール固体発酵による菜種ミールの高付加価値化に関する研究」
  • 工業用途での鉱物油から植物油への代替利用に向けた研究 第43回絶縁油分科会研究発表会
    「流動点降下剤添加による植物油低温特性の変化と要因考察」
  • 環境関連技術
  • 環境関連技術
  • 環境関連技術

生活科学研究

当社は「暮らしの文化を提案し続ける企業」を目指し、1994年に“生活科学”を立ち上げ、以後25年以上に渡り生活者研究を続けています。油は「食べるもの」でもあると同時に「使う」ものでもあり、その使われ方(購入~使用~保管~廃棄)も時代とともに変化をしています。生活科学研究では、「時代とともに変わる油の使われ方の調査」や「生活者の方の健康・環境への意識調査」、さらにはこれらに基づいた「将来の消費マインド予測」などを行っています。その研究結果は、当社の商品開発に利用されるほか、他の食品メーカーをはじめ、流通、行政などの皆様にも幅広く活用いただいています。

  • 生活科学研究
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