Functions / System
研究開発を支える機能・体制
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研究開発機能
当社グループの研究開発機能として、中長期の視点から未来の価値創造を目指す「基礎研究所」、所有技術を深化・応用し、価値を創造する「応用研究所」があります。また、ニーズとシーズを結びつけ、商品を通してお客さまのもっと近くへを実現する「ホームユース・ウェルネス食品開発センター」、食品メーカーや流通の皆さまのニーズに基づきアプリケーション開発や技術提案を行う「ユーザーサポートセンター」があります。ファインケミカル事業には、主に化粧品原料の開発やアプリケーション開発・テクニカルサポートを担う開発部門があります。また、研究開発で獲得した技術を知的財産として戦略的に活用を図る「知的財産部」があります。
グローバルな研究開発体制
日本国内における体制としては横浜磯子事業場に設置した「インキュベーションスクエア」を中核拠点とし、研究開発を進めています。
国内のグループ企業においては、大東カカオ、セッツなども研究開発機能を有し、それぞれのグループ会社が強みを活かした取り組みを進めるとともに、グループの総合力を活かして新たな価値の創造に注力しています。
海外においては、マレーシアやスペインに拠点を置き、グローバルな研究開発体制を構築しています。パーム油の主要産地であるマレーシアには、Nisshin Global Research Center(NGRC)を設置。グループ企業のIntercontinental Specialty Fatsも研究開発機能を有しています。スペインではファインケミカルの拠点であるIndustrial Quimica Lasem(IQL)が研究開発を行っています。国内外の各拠点が連携し、価値創造に向けた取り組みを進めています。
インキュベーションスクエア
国内における研究開発の中核拠点である「インキュベーションスクエア」では、食用油の基礎・応用研究をはじめ、調味料、高齢・介護対応食品、加工油脂、チョコレート等の商品開発に至る、幅広い研究開発機能を担っています。
インキュベーションスクエアA棟
インキュベーションスクエアB棟
2024年5月には、ファインケミカル製品の研究開発機能やパイロット設備を有する「インキュベーションスクエアB棟」を構え、バリューチェーン全体におけるお客さまとの接点強化を図ります。ラボスケールからパイロットスケール、小規模での生産機能を有し、新たな事業や商品・サービスの開発・育成を実現していきます。当社起点の価値提案に加え、お客さまと共に、一緒に手を動かしながら開発を行うことで、新たな課題解決・価値創造につなげるための共創の場として活用していきます。パイロット設備には、油脂の精製設備や分別などの加工設備、マーガリンやクリームなどの加工油脂に関わる設備などを実装し、生産工程の開発構築および改善を進めることで、お客さまの期待にスピーディかつフレキシブルに応えていきます。
共創型キッチン
パイロットスケール設備
研究開発に関する実績
当社がグローバルトップレベルの油脂ソリューション企業となるためには、コアコンピタンスを究め、独創的で高い技術力が不可欠であるとともに、それをスピーディーかつ持続的にお客さまへ提供する力が必要です。そのために、知的資本や人的資本への積極的な投資により、戦略的な知的財産活動や組織力強化等の基盤作りに注力しています。