日清オイリオグループ株式会社(社長:今村ヘ郎)「生活科学研究グループ」は、社会環境や生活者の価値観の変化、それらに起因する生活習慣の動向などについて調査し、情報発信をしています。 近年、節約志向の高まり等に伴い、“外食”にかける金額が減少傾向にあります。また、本年5月に生活科学研究グループが実施した調査においても、“節約”する項目で“外食”がトップとなりましたが、一方“プチ贅沢”したいものとして“外食”をあげる人が多いこともわかりました。 そこで今回は、外食シーンを普段の外食と特別な外食※に分け男女年代別に調査したところ、メリハリのついた外食の実態が伺えました。※特別な外食:日常的な食事とは異なり、自分にとって特別と考える外食 - 50〜60代は「回転寿司」が普段の外食先の上位!
- 男性・女性ともに、普段の外食先は「ファミリーレストラン」、特別な外食先は「和食・日本料理店」がトップ。50〜60代は「回転寿司」が普段の外食先の上位に、20〜30代は「焼肉店」、「イタリアンレストラン」が特別な外食先の上位にあがった。
- 男性は「ひとり」、女性は「親」とも普段の外食をする
- 男性・女性ともに、外食する相手は普段および特別な外食で「配偶者」がトップ。普段の外食において、男性は「ひとり」、女性は「親」が上位にあがっているのも特徴的。
- 普段の外食は圧倒的に「価格」!特別な外食の場合は「味」や「雰囲気」!
- 外食時のこだわりポイントは、普段の外食において「価格」が圧倒的にトップで80%程度となった。特別な外食では「料理の味」や「店の雰囲気」へのこだわりが高まり、「価格」は40%以下となった。
- 特別な外食の頻度は減少するも、金額は増加!
- 1年前と比較して、普段の外食では頻度・金額ともに増加(「増えた+やや増えた」)と減少(「減った+やや減った」)の割合が同程度であった。一方、特別な外食においては、「節約ばかりでは飽きる」、「少し贅沢したい」等の理由により、頻度は減少したものの、金額は増加しており、特に女性で顕著であった。
ボリューム感のあるワードにひかれる男性と、健康感のあるワードにひかれる女性- メニューに書かれているワードでは、男性が「国内産(○○県産など)」、女性が「旬・新鮮」に最もひかれていた。また、女性は男性と比べて、様々なワードにひかれており、男性は「食べ放題」、「ボリューム満点」といったボリューム感、女性は「有機・無農薬」、「ヘルシー・健康」といった健康感にひかれているのも特徴的。さらに、20〜30代は「お得」、「格安」といった価格に関連するワードも上位にあがっていた。
男性は年代が低い程、女性は年代が高い程、外食での経験を自宅での食事作りに活かす- 外食での経験を自宅での食事作りに活かしている人は男性で20%程度、女性で40%程度となり、男性・女性ともに「レシピ/味付け/作り方」を最も参考にしている。また、男性は年代が低い程、逆に女性は年代が高い程、積極的に活かしている。
調査概要・調査結果詳細は、資料篇をご覧ください。
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