日清オイリオグループ株式会社(社長:今村ヘ郎)「生活科学研究グループ」は、社会環境や生活者の価値観の変化、それらに起因する生活習慣の動向などについて調査し、情報発信をしています。 近年の景気低迷に加え、東日本大震災の影響などもあり、生活者の節約志向が強い一方で、ちょっとした贅沢 “プチ贅沢”という言葉もよく耳にします。そこで、生活全般における“プチ贅沢”を調べたところ、「内容」や「かける金額」「きっかけ」などに男女年代別の違いが明らかとなりました。■“節約”は男女年代別で20ポイントの差が 普段節約をしている(「とても節約している」+「やや節約している」)人は全体で70%程度となり、20代男性(63%)と40代女性(83%)とでは20ポイントの差がある。 ■“プチ贅沢”を最もしているのは20代 プチ贅沢をしている(「よくしている」+「たまにしている」)人は全体で50%程度。男女とも20代で最も高くなり、40代男性(35%)と20代女性(69%)とでは34ポイントの差がある。 ■“プチ贅沢”は食事がトップ、20〜30代は「スイーツ派」、40〜60代は「外食派」 プチ贅沢の内容は「食事」が50%程度となり、次いで「娯楽」が20%程度。「食事」の中でも20〜30代は「スイーツ」、40〜60代は「外食」の割合が高く、女性は40代以上から食材や調味料の購入も。 ■“プチ贅沢”にかける金額は60代が最も高い プチ贅沢にかける金額を20代と60代とで比較すると、男性は約1万円から約6万円へ、女性は約8千円から約4万円へと、5〜6倍も増加。 ■“プチ贅沢”のきっかけは若い年代ほど「ストレス解消」が上位に プチ贅沢をするきっかけは男女とも20〜30代で「ストレス解消」がトップとなり、40〜60代では男性は「食べたく(飲みたく)なった」、女性は「自分へのご褒美」が多い。 ■“プチ贅沢”の定義は男性が金額重視で現実的、女性が気分重視で情緒的 プチ贅沢の定義における上位のキーワードは、年代が上がるにつれ「贅沢」の傾向が高まっている。男性は「買う」、「お金」、女性は「褒美」、「頑張る」といったキーワードが上位に 調査結果詳細は、資料篇をご覧ください。
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