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  日清オイリオグループ株式会社
2007年


世界初、ヒト試験で実証
α-リノレン酸で高血圧改善効果
日本栄養改善学会にて発表
 
 
2007/09/11

日清オイリオグループ株式会社(取締役社長:大込一男)は、お茶の水女子大学生活環境研究センター近藤和雄教授の協力のもと、植物油に含まれる必須栄養素であるα-リノレン酸に高血圧改善効果のあることを、世界で初めてヒト試験により証明いたしました。
本試験の内容について第54回日本栄養改善学会学術総会(2007年9月19日〜21日長崎ブリックホール)にて発表いたします。

日清オイリオグループは、『おいしさ・健康・美』の追求をコアコンセプトとして、「植物のチカラ」の可能性を引き出し、健康的で幸福な「美しい生活」(Well-being)を提案してまいりました。これまで、「中鎖脂肪酸」の体脂肪蓄積抑制作用や「植物ステロール」の血中コレステロール低下作用に関する研究を進めてまいりましたが、植物油中に含まれる栄養成分の機能に関する研究をさらに展開し、大規模かつ厳密な食事管理を行ったヒト試験により、α-リノレン酸の“新しいチカラ”を実証しました。

第54回日本栄養改善学会学術総会 発表概要

  • 主    催  特定非営利活動法人 日本栄養改善学会
  • 会    期  9月19日(水)〜21日(金)
  • 会    場  長崎ブリックホールほか
  • 演    題  α-リノレン酸の正常高値血圧および軽症高血圧者に対する血圧低下
    (講演番号 3D-3P D会場)
  • 発表者  竹内 弘幸(日清オイリオグループ株式会社)
  • 共同研究者
    お茶の水女子大学生活環境研究センター 近藤和雄 教授
    日清オイリオグループ(株)櫻井智香、関根誠史、村野賢博、青山敏明

発表内容

【背景・概要】
高血圧により脳卒中や心疾患の発症率は、増加することがよく知られています。たとえば、収縮期血圧10mmHgの上昇は、男性において脳卒中の罹患や死亡の危険度を約20%増加させます。一方、α-リノレン酸は、血圧低下作用を有することが高血圧モデルラットを用いた実験により示されております。また、米国での大規模な横断的疫学研究により、α-リノレン酸を多く摂取しているグループの高血圧症発症率は、有意に低いことが報告されています。しかしながら、α-リノレン酸の高血圧改善作用について、ヒトを対象とした栄養試験は、これまで行われてきませんでした。そこで、日本人の正常高値血圧および軽症高血圧者を対象に、α-リノレン酸の多い食事を摂取してもらい、血圧に対する影響を調べました。

【方法】
  1. 正常高値血圧および軽症高血圧者111名を対象に、二重盲検法にて試験を実施。
  2. 対象者を2群に分け、調合サラダ油(対照)または高α-リノレン酸油を14g含有するパンを、12週間摂取。
  3. 高α-リノレン酸油中のα-リノレン酸含有量は、2.6g/14g。
  4. 試験期間中は、両群ともに厳密な食事コントロールを行い、毎日の食事を記録。
  5. 試験開始2週間前、試験期間中および試験終了4週間後の収縮期および拡張期血圧を測定。
  6. 副作用の有無を確認するため、血液検査、尿検査および医師による問診を実施。

【結果】
試験期間中のエネルギー、総脂質摂取量、塩分およびアルコール摂取量は、群間で有意な差はありませんでした。体重および脈拍数は、群間で有意な差は認められませんでした。対照と比較して高α-リノレン酸群の収縮期血圧は、試験食摂取4週、8週および12週で有意に低値を示しました(図1)。血液検査、尿検査および問診の結果から、α-リノレン酸による副作用は観察されませんでした。

【まとめ】
12週間のα-リノレン酸投与により、正常高値血圧および軽症高血圧者において、収縮期血圧の低下が認められました。

以 上

<br>図1 収縮期血圧の推移 ♯:対照群と比較して優位差あり(P<0.05)
図1 収縮期血圧の推移 ♯:対照群と比較して優位差あり(P<0.05)
お問合せ 広報・IR部 電話:03-3206-5109
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